ボーイズビーアルバシャス「少年よ、アルバを狩り尽くせ」

アルバトリオンを18000頭倒した男の備忘録

アルバトリオンを2発(11万ダメージ)56秒で討伐した

前回のRISEカムラポイント稼ぎマクロの記事で続きを更新すると言っていつの間にか1年経ちました。しかしここに記したのはアイスボーンのアルバトリオンを爆速で倒した時のチャートや武器種・装備構成、グリッチ竜杭砲についてです。今回は真面目に書くので許してください。

まずは動画をご覧ください。

youtu.be

それではてきt-に本題に入ります。

通常の竜杭砲は1発につき1本の杭が刺さりますが、1発につき複数本の杭が刺さるのがグリッチ竜杭砲です。動画ではこれをいい感じに利用して、1発万7万超えダメージを叩きだしてます。アルバでは理論上8万ダメージも可能です。頭おかしい。

【追記】

(筆者はグリッチの第一発見者がどなたかはわかりかねますが、グリッチに関する記事が見つからなかったので簡単に書きました。YouTubeに動画として投稿されている方は複数名いらっしゃいます)

複数本の杭が刺さる要因

爆弾、雪だるま、ハンターなどの設置物を目標の部位に設置し、それらに竜杭砲を接触させることによって設置物の数に応じた杭が刺さるという処理が発生します。ただし、杭はモンスターの部位に刺さるものであり、設置物に刺さりっぱなしになるものではないことから、設置物に重なるようにモンスターの部位が位置していると設置物によって発生した処理が部位に当たったと見なされ、デフォルトの1本に加えて更に本数が増えるという仕組みになっていると考えられます(多分)。

先に述べた通り杭が増える本数は設置物1個につき1本です。たとえば4人マルチの場合、1人につき爆弾2個と雪だるま1個を設置できるので、12個の物体をぴったり重なるように設置すれば12本の杭を増やせます。さらにその物体に重なるように3人のハンターが立つことにより、ガンサー以外の3人が自ら設置物となって計15本の杭を増量させられます。

また、設置物のほかに粘着石を目標の部位に取り付けることによって本数を増やすことも可能です。通常の粘着石1発を投げ付けても1本の杭しか増えませんが、粘着石全弾発射時(2個)は2本、粘着石強化撃ち1発では4本(恐らくゼロ距離で杭を刺した場合)の杭を増やせます(複数回強化撃ちすることによって必ずしも本数が増えるかというと微妙)。ちなみに、アルバトリオンが天空から降らす氷塊も設置物と見なされるので、うまく貫通させて目標の部位に刺すことができれば1本の杭が増えます。

グリッチの実現性

前項に記載した通り、設置物をほぼぴったり設置する必要があるので、人数が増えると極めて実現性は低くなります(練度次第)。その上、設置物や粘着石を使用する場合も共通して、竜杭砲前のモーションで設置物や粘着石を破裂させないように竜杭砲のみをヒットさせる必要があるのでガンサーの難易度がかなり高いです(これまた練度次第)。しかし、マルチに限ってはこれらの問題点を差し置いて容易に実現できる方法があります。具体的には、竜杭砲の差し込みモーション直前に他のメンバーに粘着石を取り付けてもらう方法です。ガンランスのモーションについて理解していれば普段狩りでも簡単に利用できる上に、ワンチャン普段狩りで気付かないうちにグリッチが発生しているかもしれません。アルバ狩りでガンサーがいてぶっ飛んだタイムが出る時はグリッチが発生している可能性は高いです。56秒で倒した動画では粘着石を破裂させないような、ぎりぎり砲撃射程に入らいない位置から杭を差し込んでいますが、粘着石を竜杭砲直前に付けてもらう方法をメインとした立ち回りの動画もあるので以下のリンクから是非ご覧ください。

youtu.be

チャートについて

そもそも1分切りチャートが組めるかどうかの前にダメージ計算をする必要があります。竜杭砲のモーションを分離すると、突き立て、食い込み、炸裂×14発(PS4は13発)、爆発の4モーションになります。動画では最初の突き立てのダメージは含まれないのと、食い込みは極小ダメージでありグリッチによってヒット数が増えないのでないものとして考えると、杭1本あたりのダメージは

(204 × 14) + 67 = 2,923ダメージ

また、アサシンの装衣(未発見時ダメージ1.5倍)の効果が発動したとき、

2,923 × 1.5 = 4384.5 ≒ 4385ダメージ

アルバのマルチ体力は118,150、ぶっ飛ばしや爆弾によるダメージなどその他諸々を差し引くとおよそ110,000ダメージを叩きだす必要があります。したがって、アサシン発動時と未発動時にそれぞれ同じ本数刺した時にアルバを倒しきるのに必要な杭の本数は

110,000 / {(2,923 + 4385) / 2 } = 30.103... ≒ 30本

実際はアサシン時に一挙に本数を稼ぐので、これより少ない本数で済みます。

次にこの杭30本を1分以内に刺しきれるかどうかを考えます。明らかに1発の竜杭砲では刺しきれないですが、全員分の設置物や粘着石を干渉させれば最低でも竜杭砲2発で倒しきることができそうです。

理論上竜杭砲2発で倒し切れることがわかったので、どのようにして2発撃つかを考えていきます。今回の目標タイムは1分切りだったので、数ある拘束手段(ぶっ飛ばしダウン、麻痺、睡眠、スタン、クラッチ怯み、抑制ダウン)からどの手段を連続でとるかがキーとなりました。睡眠は非怒り肉質(怒り時は1.2倍の肉質に軟化、挑戦者も発動)となるのでダメージ不足の懸念、クラッチ怯みは位置ズレや拘束時間の短さから選択肢から除外しました。そこで考えたのが以下の2パターンでした。(※火事場調整の開幕初手火ブレス厳選は一般的なのでここでは説明を割愛させて頂きます。)

①咆哮→初手火ブレス→抑制ダウン→スタン

②咆哮→初手火ブレス→ぶっ飛ばしダウン→麻痺→スタン

とりあえず①のチャートから試してみました。ガンサーがクラッチして3回殴って怒らせる間に、他3人が属性ゴリゴリ双剣で後脚を一斉に斬って属性値を一挙に稼ぐという算段でしたが、微妙に属性値が足りず1モーション以上動かせてしまったり、ダウンしてから傷付けて粘着石を拾ったり、設置物を置いたり、アサシンの装衣発動のためのけむり玉を撒いたりと、ほぼ時間的な余裕がなかったのでボツとなりました。(そもそも1分をオーバーしている説もある)

したがって必然的に②のチャートで取り掛かることになりました。ぶっ飛ばしダウン→麻痺までの流れから一見竜杭砲を2発撃つように思えますが、ぶっ飛ばしダウン時に粘着石取り付けやタルGや雪だるまの設置、けむり玉の散布を済ませ、設置物からアルバの頭が離れないように若干設置物寄りに振り向かせてから怒り咆哮をさせ、その直後に麻痺を取ることによって位置ズレを防いだり拘束時間を長くして1発の竜杭砲を刺しています。ぶっ飛ばしダウンと麻痺を繋げて長い拘束時間を確保するのは、アサシンの装衣発動による圧倒的なダメージ補正を生かし、なんとしても一度に大量の杭を差し込むためです。

ここで重要な点が2つあり、1つはぶっ飛ばしダウン中の設置物の位置です。普通に考えたら頭に置きますが、動画では翼の爪あたりに置いています。これは麻痺後のスタン時の位置に雪だるまが置けない(大体壁付近)という謎の仕様を回避するためです。よって翼の爪付近に設置物を置くことにより、咆哮時に壁に若干背くような調整を可能にしています。

2つ目は、設置物を置く順番が重要です。雪だるまは重なるように設置することが不可能なので4人で一斉に同時に設置しています。このタイミングを目視で把握し易くするために、置き始めが遅い者を注意深く目で追ってタイミングを合わせるといった工夫を凝らしています。

長々とぶっ飛ばしダウンと麻痺について書きましたが、スタンについての補足事項は特にありません。強いて言うならガンサーは竜杭砲のリロードしなければならないので設置物を置けないくらいです。

武器種・装備構成について

まずはガンランスについて説明します。具体的な装備は以下の画像の通りです。

なぜ会心関係のスキルがほとんど発動していないか疑問に思う方がいるかもしれません。理由は、竜杭砲の最初の突きダメージ以外の主要な炸裂ダメージには会心率による影響はなく、物理依存となるためです。したがって、攻撃力を上げるスキルのみ発動させればよくなります。カスタム強化に会心強化を採用していないのもそのためです。

逆恨みを発動させるために龍紋3部位による自傷ダメージ(もぅマヂ無理。。リスカしょ。。)を用いており、火事場調整との兼ね合いがあるので体力増強を3まで積んで極力多めの体力で始動します。防具はフル強化で、火属性やられを自然治癒させてもぎりぎりリスカダメージで死なない調整となっています。

アイテム使用強化を発動させているのは、1発目の竜杭砲の直前に怪力の丸薬を飲んでも2発目まで安定して効果を持続させるためです。1発目から2発目までのクールタイムがちょうど20秒程度なので、デフォルトの20秒だとぎりぎり足りません。結果的に効果時間は数秒長ければ十分だったのでアイテム使用強化は1で事足りますが、チャートを検証しながらやっていく上でいちいち装備をいじるのがめんどくさかったので3のままです。

ここで更に重要なポイントがあります。それは武器の重ね着です。モンスターハンターワールドのガンランスは武器によってリーチが異なり、重ね着もそれに影響します。また、有志によって検証された結果、クシャルダオラガンランスが最長リーチの持ち主ということが判明しています。単純に考えると最長リーチで設置物に刺すと、長すぎてハンター自身を遠ざけてしまって肝心の頭に届かないと思いがちです。しかし、ガンランスの砲撃射程の先端自体の位置は設置物を破裂させないぎりぎりであることは変わらず、竜杭砲の突き時に前進する距離がリーチによって変動するので、リーチが長いほど安定して頭まで届かせることができます。実際に筆者は普段狩りでは臨界ブラキの重ね着を使用していたので今回の1分切りチャレンジでも最初はそのまま使用していましたが、なかなか頭まで届かず、刺すことができませんでした。そこでクシャルダオラの重ね着にかえてみると、圧倒的に長さを感じる上に杭も刺さりまくりました。慣れている武器の方が良いと最初は思っていましたが、大間違いだったので設置物に刺すことを想定しているのであればクシャルダオラガンランスを使うことを強くお勧めします。(普段狩りでは長すぎて個人的に使いにくい)

ガンランスについては以上で、以降は他のメンバー3人の武器種や装備構成についてどのように決めていったか解説します。

先に述べたように、2発で倒し切るためには1発あたり杭15本前後を刺す必要があります。当然設置物だけでは火力不足なので、粘着石を利用する必要があります。そこで、短時間で効率よくヒット数を増やせる粘着石強化撃ち役が必要だと考えました。また、粘着石はスタン値が高いのでスタン役も兼任できることがわかります。1人でスタンをさせられるか不安だったので、実際にはKO極意を発動させて粘着石強化撃ち2発(1発でもスタンを確認済み)でスタンさせています。また、ぶっ飛ばしダウン中とスタン中のそれぞれに2回連続で強化撃ちをして杭の本数を増やす下準備をするので連続で強化撃ちできる武器種が必要です(恐らく同じ箇所に連続で強化撃ちしてもヒット数は増えないので保険)。これを可能とするのが片手剣とランスです。今回片手剣を採用した理由は、ランスに比べて納刀速度が速く、設置物を置く余裕が若干生まれるためです。

また、麻痺はガンランスと片手剣以外の人が担う必要があります。更には、ぶっ飛ばしダウンで設置物やけむり玉などのアイテムも使用するため、ぶっ飛ばしダウンまでに麻痺蓄積値を麻痺るギリギリまで蓄積させなければなりません。そこで

 

選ばれたのはザルファーアローでした。

 

宗教上の理由でライトボウガンは使えないので、弓のザルファーアローが最適解だという見解に至りました。採用された理由は、以下の3点です。

①属性のパーツ強化ができる

②属性カスタム4個(フル)取り付けられる

③数少ない麻痺ビン強化付き弓

最強ですね。これに麻痺属性強化4、ネコ飯の特殊攻撃強化、災禍転福、龍脈覚醒(火耐性を下げて転福発動をさせるため真龍脈覚醒ではない)を発動させて開幕の初手火ブレスで火属性やられをもらい、耐属2で1チャージステップで即刻火やられを回復させ災禍転福を回収します。真会心撃【特殊】というぶっ飛んだ状態異常値上昇スキルもありますが、ぶっ飛ばす直前の殴りで方向転換している最中のアルバの腹に確実にヒットさせることは困難だと思い、会心に関係なく安定して蓄積できるよう装備を組みました。

ここまでで、ガンス、片手剣、弓という武器種構成は確定しました。それではあと一種を何にするかです。考えられる役は2つあり、片手剣と同様に粘着石を増やす役か、狩猟笛で火力を底上げする役という2択になります。前者を試した結果、スタンまで通しても龍活性状態にさせることはできませんでした。片手剣1人が強化撃ちを2回している時に薄々気づいてましたが、やはり粘着石は付ける位置をずらさないと元々付いていた粘着石が破裂してヒット数が増えないことが原因?なんですかね?わかりません。ということで、粘着石のヒット数に頼らずに安定して火力を底上げできる狩猟笛が採用となりました。もしガンサーがアサシンの装衣を着ないなら回避の装衣を着るという択もありますが、回避の装衣を着てもステータス上の攻撃力がカンストして頭打ちしてしまいます。そこで回避の装衣の代わりに狩猟笛の攻撃旋律でカンストさせることで装衣が1枠自由となり、ステータス上の攻撃力ではなくダメージそのものを1.5倍にするアサシンの装衣を着て圧倒的な超高火力を叩き出すことが可能というわけです。

最後に、ここまでの長大な前置きがあってようやく説明できるかなり重要な点があります。もはや装備どころかチャートにも関係ないですが、それはクエストを受ける人やその順番です。今回開幕ぶっ飛ばしを行うのは消去法でガンサーとなったので、最速で入場することが求められます。ガンサーはキャンプで石ころだけ拾って翼竜で飛んでいくだけなので、石ころに最も近い位置に着地するために3番目にクエストに参加します。また、各種バフの摂取は入場の高速化においてロスとなるので、他メンバーに鬼人の粉塵の散布してもらったり、広域化を付けてもらって鬼人薬Gの効果を得ています。狩猟笛を担ぐ人はキャンプで旋律を調えるのでガンサーを怯ませてしまう可能性があり、4番目固定となります。ホストと2番目の参加者は片手剣でも弓でも自由なので、宵の恒星を受注できる人かつ回線が安定している人が優先的にホストを担当します。しかしここで1つ懸念が浮上します。頭を傷付けて粘着石を通させる役割を担う人がホストかそうでないかで粘着石の落下位置にズレが生じる事です。今回のチャートではいずれの場合でも大きな支障をきたさなかったのでたまたま無事でした。

最後に

長々と拙い解説を閲覧していただきありがとうございます。他のメンバーの詳しい装備の詳細は下記のURLから動画にアクセスしてご確認ください。その他不明な点があればYouTubeのコメント欄か、このブログのどこかに質問できるチャット欄的なのがある気がするのでそちらまでお願いします。

 

他メンバーの動画⬇️

・ゴンザエモン氏(狩猟笛)

アルバトリオンを56秒で討伐 - YouTube

・ダンナーモス氏(弓)

フルスピードでアルバトリオンを倒すのが俺の人生だった - YouTube

・ブッチャーお肉さん(片手剣)

56秒トリオーン - YouTube